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鹿の害獣視と、数年毎に特定の獣を害獣視する研究者なる集団


最近急にマスコミで「鹿が全道的に増え過ぎて」農作物や牧草の食害・山林での樹皮喰ジュヒグいや高山植物の食害で、北海道の農林業と自然は壊滅カイメツするから、「囲カコいの中に餌エサを置いて鹿を誘オビき寄せ一網打尽に殺す」等のキャンペーン報道が続いている。ここで私が指摘したいのは、数年毎に特定の獣を害獣視し、今回の鹿と同様なキヤンペーンが20年以上も前から多額の税金を使い続いている事だ。先ず①20年前には羆ヒグマとの共存を図るためと称し、外国から学者を呼びフォーラム等の祭り騒ぎをしたが、その結末は「熊に襲われたら死んだ振フりをすべし」との妄言モウゲンパンフレットを道庁が今も作り、未だに毎年3~5百頭もの羆を殺している現状だ。羆の次は②「エキノコックス被害」を防ぐためと称し、狐キツネを害獣視し世間を賑ニギわせた。さらにその次は③「洗熊アライグマの害獣キャンペーン」が数年続き、作秋サクシュウそれが下火になったと思ったら、④今度は鹿である。これには常に自然保護を公的に主管する道庁と害獣視の根拠作りをし調査費等の利権に群がる研究者とNPOなる非営利団体、そしてその話題を持モて囃ハヤすマスコミが常に一体化していることだ。今回の鹿問題には「オオカミの日本への移入促進の世論作りもある」。これを皆さんはどう看ミるか。

 

2010 年 11 月 23 日
門崎 允昭

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